ヴィプテラ・ジャパンにはオフィスがない。最近は電源を取れるカフェも多くなってきたので、カフェを仕事場がわりに使うことが多いのだが、電話会議をしたり、二人で共同作業をしたり、という時にはどうしてもカフェでは制約が多い。そこで、先日ビッグエコーとNTTコムがタイアップして始めた「ビジネスプラン」というのを利用してみた。

夜は賑わうカラオケボックスも、昼間の時間帯はどこも利用率が低い状況だ。そのような時間帯の利用率をどのようにあげるかはカラオケボックス業界の大きな課題だが、ビジネスユースに使おうというのはなかなか面白い試みだと思う。

平日19時まで、60分600円、もしくはフリータイムで1,500円を選択できる。この料金には1ソフトドリンクが含まれているので、かなりリーズナブルな値段設定と言えると思う。ビジネスプランはこれに加えて、電源タップ、HDMIケーブル(両側HDMIのケーブルに加え、片側ミニHDMIなケーブルも用意されているようだ)、ホワイトボードなどを借りることができ、店舗によっては無線LANが使えるところもある。使う部屋に依存するとは思うが、私が試した時は無線LANを使って8.8.8.8にpingした際のRTTは概ね30ms〜50ms程度であった。素晴らしいとも言えないが、普通に使うなら困ることはないだろう。

ふだんはカラオケの映像が流れている画面にPCの画面が映し出されているのはかなりシュールな絵図ではある。

[BigEcho Business Plan ビッグエコーのビジネスプランを使ってみた

少々困ったのはTVへのHDMIケーブルの接続。カラオケボックスのTVは壁に据え付けられていることが多いので、TVの背面や側面を自由に見ることができない。HDMIをどこに挿したらいいのか手探りで探す必要があった。

ビジネスプランで借りて、仕事に行き詰まったら気晴らしに歌えるのかって? どうやらそれは店舗によるようだ。特に制約なしという店舗とビジネスプランでは歌えないという店舗があった(歌えないと言われた店舗もかなり近くでガンガン歌っていたので、ビジネスプランと通常利用の部屋をきっちり分けている(例えばフロアで分ける、など)はしてない模様。したがってビジネスプランで使っているにもかかわらず、周りからは絶叫ソングが聴こえてくることもあるが、これが気にならないのであればビッグエコーのビジネスプランはかなりお得で快適な環境を与えてくれると思う。

このビジネスプラン、まだ使える店舗は東京と神奈川の一部の店舗に限られているが、なかなか快適な環境なのでノマドワーカーの方は一度試されてみてはいかが?