今年もまたこのような総括を書くことができて何よりです。元気でないと書けませんからね。今年はいつもよりちょい早めに書けました。
今年も色々激動の年でした。特に仕事面においてはかなり変化がありました。さて、今年を簡単に振り返ってみましょう。
主な出来事
- 1月 金沢地震、立教高バスケの会
- 2月 立教大コンピュータ仲間との再会
- 3月 大分旅行、地獄めぐり、湯布院を堪能
- 4月 3人目の孫誕生
- 5月 テオヤンセン展でTシャツ買う
- 6月 INTEROPでShowNet Award受賞、VMライブ夏
- 7月 JANOG54@奈良、暑い!
- 8月 株価暴落、アカラシア疑惑、DJ OSSHYのイベントに初参加
- 9月 Apple Gear刷新、公正取引委員会がお見えになる
- 10月 ONIC@軽井沢、Broadcom買収1年経過
- 11月 義母逝去、VMライブ冬
- 12月 高尾山初体験、COVID罹患
今年は元旦から能登での大地震、翌日は羽田での地上衝突事故、と波乱の幕開けでした。金沢にいる娘とビデオ通話をしている最中に地震が来たのでその大きさに驚きました。幸い娘のところは大きな被害はありませんでしたが、まだ被災された方は元の生活に戻れないでいる方も多いかと思います。1日でも早く能登の街が復興し、元どおりの生活ができるようになりますように。。
新たな取り組み
- SPF/DKIM/DMARC
- 舌下免疫療法
- UpNote
- ランニング&ワークアウト再開
花粉症、煩わしいですよねー。私は杉花粉アレルギーのレベルで言うとスケール6の3段階くらいのところです。なので、本当に酷い人に較べれれば全然軽い方だと思うのですが、それでも毎年花粉の季節になると花粉のないところに逃亡したくなる衝動に駆られます。
これまでにも花粉症克服のために色々試してきました。各種アレルギー薬、注射、レーザー治療、紫蘇、深蒸し茶、などなど。しかしどれも花粉が気にならなくなるほどには改善しませんでした。そこで、今年は新たなチャレンジとして「舌下免疫治療」を始めてみることにしました。
治療といってもとても、毎日一錠、薬を舌の下に1分置いて、その後飲み込むだけです。水も必要ないのでどこでも簡単に飲むことができます。この薬にはスギ花粉の成分が含まれているらしく、これを飲み続けることでスギ花粉に対する耐性が生まれる、と言うことらしいです。飲み始めた頃は軽い頭痛や舌の腫れなどの副作用が見られましたが、逆に効いている(体が反応している)証拠だと思うので、期待が高まります。100%の効果が得られるまでには数年間かかるみたいですが、1年でも効果は現れるらしいので、これで来年の花粉シーズンは少しでも楽になってくれるといいなと思っています。
やめた物
- Coursera
- Evernote
長年愛用してきたEvernoteからUpNoteと言うアプリに乗り換えました。近年、Evernoteの無料プランは機能制限が著しく厳しくなったため、ユーザ離れが顕著でした。私は有料プランで使っていたので、機能的にはさほど大きなインパクトはありませんでしたが、かなり大きな値上げがあったため、今後のサービスの継続性などを鑑み、代替となるサービスを探していました。そこで候補に上がってきたのがUpNoteと言うアプリで、これに乗り換えることにしました。直感的なインターフェースなのでEvernoteユーザはすぐに使えるようになると思います。Evernoteで作ったデータのインポート機能もあるので、移行がしやすかったというのも選択理由の一つです。今のところ大きな不満もなく使えています。
Courseraはなかなか時間が取れないために、一旦辞めることにしました。
SNS
今年Facebookで多くの「いいね!」をいただいたのは、
- 3位 Richard Stallman 氏との一枚(146件)
- 2位 新年のご挨拶(190件)
- 1位 VMライブ(11月:265件)、244件(6月:244件)
でした。
Stallman氏は、私が東電にいた時に招待講演をして貰ったことがありまして、講演後、彼がメールを読みたいのでネットワークがあることろに行きたい、というので、会社に案内しました(社外の人の端末を会社のネットワークに繋ぐなんて今は御法度ですが、当時はまだ牧歌的時代だったのです^^)。
メールサーバにリモートログインしたり、POP3のようなプロトコルでメールを読むは彼のセキュリティポリシーに反する、ということで、メールサーバのメールボックスからmbox形式でメールをコピーしてきて手元のコンピュータ上のEmacs+RMAILで読む、ということをやっていました。EmacsもRMAILも彼が書いたものなので、ま、当然と言えば当然なのですが、その完全主義っぷりには驚かされました。その後、自宅に遊びにきてくれて、その時に撮ったのが上の写真です。
一方、X/Twitterで最も多くのImpressionがあったのが、
HPEとJuniperの両社が買収に関する合意をしただけで、まだ買収が完了したわけではありません。これから株主承認を受けたり、各国・地域での承認審議などがありますので、買収完了までには少なからず時間がかかると思われます。
— Motonori Shindo / 進藤資訓 @ ヴイエムウェア最高技術責任者(北アジア担当) (@motonori_shindo) January 10, 2024
でした。てっきり INTEROP TOKYO での ShowNet Award 受賞のポストが一番と思いきや、なんとこのポストが一番でした。それだけ皆さんがこのニュースには驚かれた、ってことなんでしょうね。
映画
今年見た映画・ドラマ、ベスト3(写真はhttps://www.themoviedb.org/より引用):
- 三体 on Netflix
- オッペンハイマー
- ネクスト・ゴール・ウィンズ
三体は原作も読みましたし、WOWOW版も観ました。原作が一番面白いのは当然と言えば当然かもしれませんが、なんせかなりぶっ飛んでいる内容なので、本を読んだだけでは私の拙い読解力と想像力では映像化できなかったシーンが結構ありました。それを映像化してくれた実写版はとてもありがたかったです。WOWOW版の方が原作に近いと思いますが、その分テンポが遅くてちょっと退屈してしまうかも。一方、Netflix版の方はかなり原作に手が入っていますが、エンターテインメントとしてみたらWOWOW版より面白いのではないかと思います。どちらの実写版も面白いのでオススメですよ。来年は三体のアニメ版が出るという噂もあり、楽しみです!
学習
学びという点で今年最も頑張ったのはオーストラリア英語だったと思います。オーストラリア英語はホント苦手なのです。もう英語とは別の言語なんではないかと思うくらい(笑) 買収後の組織変更で、よりオーストラリアの同僚たちと話す機会が増えたので、苦手意識を克服したいと思い色々と取り組みました。オーストラリア発のポッドキャストをいくつか聞きましたが、結局Science with DR Karl というポッドキャストが私には一番良かったです。他のものもいくつか聞きましたが、アクセントがそう強くなくてあまり練習にならないもの、逆にアクセントが強すぎて全く理解不能なもの(例えばコレ)、など様々でした。DR Karlのポッドキャストはテーマ的にも面白いので、結局これに落ち着いた感じです。まだまだAussieアクセントの克服には程遠いので、これは継続していこうと思っています。
https://drkarl.com/より引用
読書
去年の総括で「6冊しか読めなかった。近年稀に見る少なさ!」と猛省をしたのにもかかわらず、今年もなんと6冊(うち1冊英語)しか読めませんでした。ダメですね!
今年読んだものの中で一番面白かったのはこれです。
Amazon.co.jpより引用
タイトルに偽りはなく低レイヤのハック満載の一冊でした。知らないことばかりで大変ためになりました。ELF、OS、コンテナ、デバッガ、セキュリティ、数値表現、言語処理など実に広範囲な分野をカバーしているのですが、ちょっと残念だったのはネットワークに関する章がないことですかね(eBPFやslirp4netnsなどに関する言及はちょびっとだけあります)。ネットワークの世界にもたくさん興味深いハックがあると思うので、ぜひ次のBinary Hack本の改訂版が出る際にはネットワークの章を作っていただきたいなと思います(そんなら自分で書け、という声が聞こえるような・・)。
バイタル&健康
今年も概ね健康に過ごすことができました(年末コロナに罹ってしまいましたが・・)
今年の健康面のハイライト(ローライト?)は食べたものが胃に入っていかないような症状に遭遇したことです。最初は「喉に食べ物がつっかえたのかな?」と思い、飲み物を飲んで胃に流し込もうとしたのですが、なんとその水分さえ胃に入っていかず、症状は逆に悪化することに。胃の中に何も流れていかず食道が膨らむためか、食道付近にかなり激しい痛みがあります。結局、少し食べたものを吐き、背中を叩いていたら徐々に症状が治っていきました。医学を齧っている娘曰く「アカラシア」という病気があるらしく、Webで調べてみると確かに症状的にはドンピシャな感じです。後日医者に診てもらったところ「アカラシアなら慢性的に起こるはず。単発で起こるなら心配ないのでは」という診断となりました。今年、二度この症状に陥りましたが、どちらもパサパサしたご飯もの(炊き込みご飯、チャーハン)を食べていた時だったので、今後このようなものを食べるときは十分に注意する必要がありそうです。
昨年夏以降、今年前半にかけて徐々に体重が増えている状況でした。今年の夏に、3年ほど前に激痩せした頃に調子こいて買ったスキニーなジーンズを履こうとしたら、これが全く着られず愕然!! これはヤバいと思い、心を入れ替えてまた走るようになりました。そうしたら順調に4キロくらい痩せて、なんとかそのジーンズがまた履けるようにまではなりました(まだちょっとキツいですけどw)。気を抜くとすぐに太っちゃいますね。いかんいかん。
睡眠の記録に去年まで使っていたSleep Meisterと言うアプリからSleep Cycleというアプリに乗り換えたので、睡眠時間を去年と比べられなくなってしまいましたが、まあ5時間くらい寝てるみたいなので十分なんではないかと。
仕事
去年末にBroadcomによるVMwareの買収が完了し、会社がBroadcomとなって丸1年が経ちました(ちなみにまだ「ヴイエムウェア株式会社」は法人としては存続をしており、正確には私はまだ「ヴイエムウェア株式会社」の社員です)。買収で会社は「ここまで変わるのか」というくらいガラリと変わりました。組織形態、注力する製品の絞り込み、パートナー制度の変更、などなど。とにかく会社としての決断がメチャ早くなり、プランが十分に練られないまま実行に移されてしまう場合も多いため、お客様、パートナー様には色々ご迷惑をおかけしてしまいまい申し訳ありませんでした。
買収を機に私の仕事内容も変わりました。VMware時代にやっていたThought Leadership的な役割は継続はしているものの、現在はもう少し直接的な顧客支援に重きが置かれるようになりました。ともかく急激に色々変わったので、今年は自分がどのようにしたら皆の役に立てるのかを模索する一年でした。まだまだ手探りが続いていますが、徐々に何をすべきか見えてきたように思います。
プライベート
3人目の孫が産まれました。そして来年早々に4人目が生まれる予定です。
買ってよかったもの
- iPhone 16 Pro Max
- AirPods 4 w/ ANC
- Apple Watch Series 10
- Amazon Eero Max 7
- Crescendo Pro Amplified 20
図らずもAppleのエコシステムに屈してApple沼にズブズブな私ですが、今年は使っていたApple製品群を一新する年となりました。iPhoneは4年前のモデル(iPhone 12)を使ってたので、もともと今年iPhone16が出たら替えようとは思っていました。予定外だったのはAirPodsとApple Watch。使ってたAirPods Proが壊れて雑音が入るようになったのと、Apple Watch Series 6のバッテリの持ちが極端に悪くなり(一度バッテリは交換しているんですけどね)突然電源が切れるようになったため、思い切ってこれらも刷新することに。痛い出費です。iPhoneの性能には満足しています。お値段に見合うか、というと???ですが、私にとっては最も長い時間手に触れているオモチャですので、単位時間あたりにすればそう高くはないのかな、と自分を納得させていますw
iPhone16にしたのを機に、家のWi-Fi環境も見直しました。iPhone16はWi-Fi 7に対応しているため、家のアクセスポイントもWi-Fi 7に対応しているものにアップグレードしました。選択肢は Buffalo、TP-Linkなどいくつかありましたが、最終的にはAmazon Eero Max 7にしました。本当はFLETSで使っているWi-FiルーターをEeroで巻き取りたかったのですが、DS-LiteやMAP-Eには未対応なためそれは諦めました。APとして使うこともできますが、そうするとEeroらしいところも失われてしまうので、とりあえず2段NATをする形で使っています。リビング置いても違和感のないデザインで、性能も十分なので今のところ満足をしています。
Crescendo Pro Amplified 20は、いわゆるイヤープロテクターです。ライブ会場など、爆音の中でも必要な音だけをフィルターしてくれる、という代物です。このようなプロテクターの存在をバンドの仲間の人から教えて貰ったのですが、実は先日買ったばかりで、まだ実戦で使えてはいません。なので、厳密には「買ってよかったもの」かどうかは分からないのですが、音楽に詳しい人が激推ししてくれたものなので、絶対に良いものだと確認しています。イヤモニが使えればいいのですが、うまく動かないケースもあるので、このようなアコースティックなガジェットはガジェットはとても頼りになりますね。
Amazon.co.jpより引用
買って失敗したもの
やっちゃいました^^; 私はフィリップスのシェーバーを使っているのですが、2年ほど経過したので、Amazonで替え刃注文しました。で、交換してみたのですが、剃ると髭が引っかかるというか、痛みを感じることしばしば。しかし最初は疑うこともせず、こんなもんなんかな、と思って騙し騙し使っていました。しかし、いよいよこれはおかしい、と思うようになり、よく調べてみると、微妙にスリットの形が正規品と異なることが分かりました。また、真ん中の部分が接着剤で貼り付けてあっただけだったのか、脱落もしていました。
バッタもん | こちらが正規品 |
商品説明には「純正」という言葉があり、値段もそこそこするので、全く疑うことをせず買ってしまいまったんですよねー。異常に安ければ気がつくんですが、なかなか巧妙な手口です。偽物であることがわかったので、Amazonに返品を試みたのですが、もう返品の期限が過ぎていて返品できず。せめて同じ手口に引っかかる人がこれ以上出ないようにとAmazonにレビューを載せようと試みましたが、これもなぜか却下されてしまいました。冷静かつ客観的なレビューを書いたつもりですが、他のもっと感情的なレビューが掲載されているのに、なぜ私のレビューが却下されたのか謎です。
ま、いい学びだった、と諦めて、結局ビックカメラで正規品を書い直しました。安物買の銭失いの典型ですね。皆さんもお気をつけくださーい。
Blog
今年はこの記事以外には1本記事(Supermicro E300-9D で vSAN するぞ!)を書いただけでした。筆が進まなかった理由は色々ありますが、ま、全部言い訳ですね。。来年は頑張るゾ!
コミュニティへの貢献
今年もさしてコミュニティへの貢献はできませんでした。相変わらずONIC (Open NetworkIng Conference)のお手伝いは続けています。あとはENOGで一度登壇をしたくらいです。コードの貢献はできず、情けなや。
フライト
今年は国内旅行1回、海外は旅行も出張もなし。寂しいですね。もう来年からはこのセクションはなくなる可能性大です(笑)
今年開拓した肉屋
今年私が挙げられたもっとも顕著な成果は紛れもなくこれだったのではないか、と思います(笑)。
- ルースクリスステーキハウス
- まるうしミート田町店
- 梨の家 五反田店
- 29ON Plus汐留
- 焼肉つじむら [肉ビジネス]
- うし松 [肉ビジネス]
- 焼肉 鳴尾.b
- 熟成和牛焼肉エイジング・ビーフ 吉祥寺店
- 代官山 焼肉かねこ [肉ビジネス]
- 炭火焼肉 山星 四谷一丁目店
- 横浜 うしみつ
- Hodori 用賀店 [肉ビジネス]
- ホルモン焼 婁熊東京 [肉ビジネス]
- 焼肉 GRANDELA
- モランボン本店
- 満月 [肉ビジネス]
- 焼肉 うしの絵 [肉ビジネス]
- 生粋
- 焼肉ぽんが 恵比寿店
今年の新規開拓店が増えたのは、今年3月に以下の本を読んだのがきっかけです。
Amazon.co.jpより引用
この本は肉のビジネスの裏側、我々が日々食べているお肉がどのように流通して我々の目の前に並んでいるのか、について解説をしてくれてい流のですが、それに加えて、和牛と国産牛の違い、ブランド牛の定義、など、色々なトリビアネタも教えてくれてとても勉強になります。
この本の著者の方は年間300日肉を食べているまさに「肉マニア」なのですが、その著者がお勧めする肉のお店15店のリストが本書の巻末に読者特典として付いていました。本書読了後、すぐさまこのリストをコンプリートすることが私の今年の目標となりました。上記のお店で “[肉ビジネス]” 書いてあるのが、このリストに載っていたお店です。
前半はいいペースでコンプリートに向けて進んでいたのですが、残念ながら道半ばで今年中のコンプリートの夢は叶えられないことが判明しました。というのも、リストの中の一つのお店は予約が取れるのが2年先であることが分かったためです。まだ行けていないお店も予約が取りにくいところが多いので、コンプリートするのにあと何年かかるか分からない壮大なプロジェクトとなりましたが、来年も地道にコンプリートに向けて努力をしてこうと思います。今年、お付き合いくださった皆様ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします!
今年新規開拓したお店はどれも秀逸だったので一つ選ぶのは難しいですが、強いてベストを挙げるとするなら、末広町にある「生粋」(これで「ナマイキ」と読みます)でしょうか。ここは名店「よろにく」直系のお店で、よろにくよりは少しリーズナブルな値段で食べられるように思います。予約も本家よりは取りやすいのもありがたいです。オススメです!
2024年の抱負
昨年掲げた2023年の抱負とその結果は、以下のとおりです。
- 読書10冊(技術書5冊、non技術書5冊、うち1冊は英語で)=> 未達
- 1 Project にコードの貢献 => 未達
- 600km走る => 達成
- コミュニティでの発表2回 => 未達
例年不達続きだったので、今年はかなりバーを下げた目標を立てたはずが、それでもまたほとんど未達。情けなさすぎる。
でも、懲りずに来年の目標を立てておきましょう!
- 読書10冊(技術書5冊、non技術書5冊、うち1冊は英語で)
- 1 Project にコードの貢献
- 800km走る
- コミュニティでの発表2回
唯一達成したランだけは少し目標を上げ、その他は今年の目標を継続、ということで。来年こそは一つでも多くの緑が増えますように。。。(やる前から全部達成を諦めている!?w)
ともかく、みなさん、本年一年間大変お世話になりました。また来年もよろしくお願いいたします。
Photo by BoliviaInteligente on Unsplash