ちょっと前の話になりますが、人間ドックで血便反応が出てしまい、4月に直腸検査に行きました(その節は一部の方にはご心配をおかけしてすみませんでした)。

きちんとその時の報告をしておりませんでしたが、結局、腸内にポリープが2か所ほどみつかりました。これが血便の原因だったかのかはっきりはしませんが、ともかくポリープは切除することに。

病院のほうもなかなか混んでいて、手術は7月にならないと空いていない、ということで、その手術を本日やってきました。手術といっても日帰りできるいわゆる day surgery ってやつですね。手術自体は無痛ですが、大変なのは手術するまでに腸を綺麗にしなきゃいけない、ってこと。

戦いは前日から始まります。夜も食事は食べてもいいのですが、できるだけ消化のいいものにする必要があります。例えば、キノコ類、海藻類、しらたき、こんにゃく、とうもろこしなどはNG。そもそも、これらは翌日そのまま出ちゃう系ですのでNGは明らかですが、意外なところでは果物、玄米、かんきつ類、繊維の多い野菜などもNG。一方、食べて良いのは、おかゆ、うどん、食パン、白身の魚、赤身の肉、豆腐、卵、等になります。

昨日は歌仲間のオフがあったので、2次会ではひたすら豆腐とタマゴを食べて暮らしてました。ご飯を食べたあとはラキソベロンという下剤とマグコロールという薬を200ccほどの水に溶かして飲みます。これはポカリスエットのような味で飲みにくいものではありません。これらの薬は即効性というよりはじわじわときくタイプで、何回かトイレに行くことなります。すぐにトイレに行きたくなるので、なかなかおちおち寝てられません(笑)

朝になると、今度はムーベンという薬(腸管洗浄剤)を2リットルの水に溶かして飲みます。味は薄味のアクエリアスレモン。そうまずくはないんですが、2リットル飲むのは結構しんどいです。さらに何回かトイレに行きます。ここまでくるとかなり腸内がきれいになってきまして、固形物は見当たらなくなります。

ここまで下準備をしてから病院へ向かいます。まず、病院に行くと病院着に着替えます。今回私の行った松島クリニックは大腸・肛門が専門なので、病院着もスペシャルバージョン。後ろが開いたものになっています。これを着るってのもなかなかに屈辱的ですが、周りの患者さんもみーんなおんなじ格好をしているので、、そう思うと妙に「同志」って気がしてくるから不思議(笑)。

最初の検査のときはこの時点でもまだ腸内がきれいになっていなくて苦労したんですが、今回はさすがに2度目とあって僕のほうも手際が良くなってきてまして(こんなこと手際よくなりたくないですが^^)、この時点でほぼレディー状態。そして、最後の仕上げの官庁、いや、浣腸をして、その後の排泄物が十分に綺麗になっているか看護婦さんにチェックをしてもらいます(あー、ここも屈辱的・・・)。このチェックを無事にパスをするといよいよ手術に向かいます。この時点で病院に入ってから約3時間経過しています。

まずは、点滴をします。これは脱水状態になるのを防ぐためだそうです。しばらくすると、本人確認をされて、麻酔をされます。点滴から麻酔を注入されると、ワン・ツー・スリー、で落ちちゃいました。その後の記憶は全くなし。当然痛みもなし。手術がいつのまにか終わって、声をかけられます。切除したポリープを見せてくるんですが、私はまだ意識が朦朧としていて、見せてもらったんだか、そういう夢を見ていたんだか、よーわからん状態です(笑)。その後1時間ほど横になって休みます。私はどうやらガン寝してしまったらしく、僕が起きた時には他の患者さんはみんないなくなっていました^^。

最後にドクターからの説明があります。映像も見せてくれます。自分の腸の中を見るってのも不思議です。でも、ほんとにきれいになるんですねー。ポリープは検診のときに見つかった2個に加えてもう一個あったみたいで、結局3つ切除となりました。

病院を出たのは病院に入ってから5時間後。朝からムーベンオンリーだったので、めちゃめちゃ腹が減ってます。とにかく手術が終わったらがっつり食いたい。やっぱりステーキか! とか思っていたんですが、術後の説明で「1日2日は消化の良いものを」ということだったので、今晩はやむなくお粥とタマゴ焼き、豆腐にトマト、という、検査前モードに再突入となってしまいました。

ちなみに切除したポリープの病理検査の結果は2週間後くらいに分かる予定。これで良性、ということになれば1件落着です。

もーしたくないぞ、直腸検査!